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石巻ツーリング その2 もうひとつの視点で [災害を乗り越えて]

その2

宮城県ってこんな感じです。
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『次の日曜日、石巻の、牡蠣小屋に行きませんか?』

何でも復興支援と言うのは、薄っぺらでイヤなので
単に、牡蠣小屋で、旨い牡蠣を食べたいという、
食欲の企画です


仙台朝GOの掲示板に、こんな企画を上げました。





第一部をまだ見てない方は、コチラ




第二部は、もう一人のhoshizouのつぶやきです。









何でも復興支援と言うのは、薄っぺらでイヤなので
単に、牡蠣小屋で、旨い牡蠣を食べたいという、
食欲の企画です。


これが、私の本音です。






復興支援とか、がんばれ東北とか、そんな大義名分は必要ありません。


その1で紹介したように


とてもおいしい牡蠣や、
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すごくきれいな海や
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楽しい道があります。
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これらを、ぜひ、楽しんでください。







そしてもうひとつ。

これは、伝え方に特に気をつけなくてはならないけど、


ぜひ、 見て感じてください。




まだ打ち上げられたままの船を
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撤去もされず、残っている家を
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店舗
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工場
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駐車場
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道の真ん中に落ちている、巨大な缶詰
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そして、それらが目に入る、360度の風景を




画像やテレビでは伝えきれない、『東日本大震災』を知ってください。





『被災地に行って、消費することが、復興支援につながる』

そんな大義名分は必要ないです。

見学でいいと思います。  見て学ぶ。  見学です。

被災地を、興味本位で訪れるのは不謹慎という気持ちがあるかもしれません。


ですが、私は興味こそ、学ぶことに一番必要なものだと思います。

確かに震災直後は、復仇していない道に見物人が押しかけ、工事車両の妨げになったこともありました。

今は、道路も整備されています。  堂々と、見学にきてください。











先日、長男をつれて、石巻を訪れました。

彼は、彼なりに自粛し、遠ざかっていたようです。
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1年が過ぎて、震災という言葉が、あまりにも一般用語になりすぎた。

その中で、この地に立って感じたことは
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本当に驚きだったそうです。




皆さんはもちろん、ぜひ、皆さんの子供たちにも見せてほしい。



これらは、決して見てはいけないものではない。   

現在の風景です。


もちろん、個々の家や建物には持ち主の気持ちが残っており、配慮すべきですが、

この土地で生活し、復興を担っている人達にとっては、日常の風景です。


皆さんは、訪れ、学び、記憶に残し、それらを整理して知識(対象は過去)としてたくわえ、

知恵(対象は未来・未知)に変えて、まだ経験してない事に備えてください。





なんか、理屈っぽくなってしまいましたが、伝えたいことは一つ。

がんばろうとか、絆とか、復興支援とか、そんな大義名分なんかなくとも、

単純に、食べに、遊びに、見学に来てください。

興味本位だっていいじゃないですか。そこからはじまるのです。

行ってみたいのに、自粛している人はいませんか?  

見ておかねばならないのに、遠慮している人はいませんか?

ぜひ訪れてください。


皆さんの人生に、そして社会にとって、絶対プラスになります。



by もう一人のhoshizou








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コメント 20

taka4

第1部から見て来ました。まだまだこんな悲惨な光景が手付かずで残っているのが現実なんですね。 もう一人のhoshizouさんの言葉は誠そうなんだろうなと共感しました。
二人のhoshizouのギャップが妙にインパクト大です^^
by taka4 (2012-03-26 08:58) 

KENTA

震災直後から数カ月の興味本位は、
復旧工事車両や物資配送車両の邪魔でした。
瓦礫がそのままの頃は、それを直視できないのが分かっていてので、
必然的に俺は足を運べませんでした。

今は幹線ルートは問題ないし、瓦礫の一時撤去はだいぶ進んでます。
このように震災から1年の月日が流れ少しは復旧した跡が見られる
状態であれば、遠方の方たちに観光を楽しんでもらうのはありですね。

まぁ大義名分とういのは、それもきっかけの一部とすれば、
素晴らしいことです。やっぱり気持ちは大事ですね。
by KENTA (2012-03-26 09:10) 

きよティ

先月子供を連れて行ってきました。
日帰りだったのですが、近頃東北の仕事が多いダンナの
案内で一通り見てきました。
被災された方には失礼かもしれませんが、これだけの大きな事柄、
実際に見ることは日本の歴史を感じるうえにも勉強になるだろうと
思いました。
現地で見て感じたことは忘れることはないと思います。
結果、行ってよかったです。
by きよティ (2012-03-26 12:03) 

福太郎

ウチの息子は避難所も、現地も、身内のことで一緒に同行させてきました。
自分を可愛がってきた叔母の遺体に手を合わせ、見送ったり。
ヤツが何を感じたのかは分かりませんが、なんとなく、人への思いやりの行動が目につくようになったのは、親の目だからなのでしょうか・・・
野郎は表に出さないから、よくわからないケド、そう思っています。

by 福太郎 (2012-03-26 12:34) 

yosi

こっちがリアルhoshizouさんなのかな。
息子さんの心の奥底に刻まれたでしょうね。これからは若い人の手にかかってます。
われわれの年代が頑張ってつないでいかないと、、、
by yosi (2012-03-26 20:44) 

redtailcat

仕事の合間に、このエントリを読んで、
不覚にも目頭が熱くなりました。
冗談抜きで、hoshizouさん、カッコいいっす。
自分の息子達にもできることなら見せてやりたいです。
震災直後よりも、1年経った今の被災地こそ、
彼らに学ばせるべきものだと、思います。
by redtailcat (2012-03-26 23:17) 

ひろろん

伝わります、さすがです、堂々とした素晴らしい記事。
これでこそわれらがZZR軍団の長です。
これほんと、見せてやりたいな。
そして、はよせんかいな。政治は・・
なんか、一時的に東北にお金が流れるような行政を考えてもいいと思うんだけどなぁ。。
by ひろろん (2012-03-27 00:31) 

ANIKI

道路整備が整って被害が大きいこの場所にも行きやすくなりました。
小さい港町は壊滅したところが多いことは自分の目で見て確認して初めて
知った事となりました。
学ぶ事、感じる事、伝える事は大切ですね。
今回のツーでいい勉強にもなりました。
コンビニ駐車場で挨拶してくれたおばあちゃんの笑顔が忘れられません。
by ANIKI (2012-03-27 07:50) 

エアーウルフ

色々な意見が有ると思いますけど、hoshizouさんが言われると、説得力が有りますね。
なんて言っていいか上手く言えませんが、「忘れない事」も大事だと思います。

>見ておかねばならないのに・・・
考えさせられますね
by エアーウルフ (2012-03-27 12:41) 

しろのぽ

hoshizouさんのキャラ戦略は「ギャップ」だなとつくづく…って何を今更、か(爆)
見学!そーか上手いこと言われたわー(笑)
行って見て感じて学んで、地元のおいしいもの食べて帰ってくる、まさに見学です。
現地に立って知ることは圧倒的に大きいんですが、よそ者の自分が勧めるのも気が引けるわけです。
これを地元の人が言うと、説得力ありますね。
by しろのぽ (2012-03-27 18:06) 

北海 熊五郎

やっと、わが社の東北拠点も回復して来ました。
なんだかんだ用事作って訪問してみようかな

by 北海 熊五郎 (2012-03-27 21:18) 

tonoji

見て学べ・・・なるほどですね。
いつかは、と思いつつ行けてないですが、
見て学びに行きたいと思います。
by tonoji (2012-03-27 21:28) 

hoshizou

taka4さん
どんなに大画面のテレビでも、有名なカメラマンの写真でも、伝えきれないものがあります。

KENTAさん
匂いとか、粉塵の肌触りとか、首を動かして見渡しても続く、何もない風景とか、その場に行かないと感じないものが多くあったでしょう。

きよティさん
そこで感じる衝撃や恐怖や感動等の感覚。それが大切と思います。


福太郎さん
メディアで、残せないこれ等の感覚は、私たちが記憶するしかないのです。

yosiさん
写真とか動画は、私たちが記憶した感覚を、呼び起こすスイッチだと思います。

レッドさん
だから、私たちは、実際に行って、体験をしなくてはならないのです。

ひろろんさん
出来るだけ多くの人が、多くの世代が、この感覚を共有することで
何かがかわります。

ANIKIさん
ですが、多くの人が、風評や必要以上の自粛などで、その機会を失っていると思うのです。

エアーウルフさん
立場や環境が違えば、当然いろんな考えがありますし、どれもが正解だと思います。

しろのぽさん
しろのぽさんのように、実際にボランティアで汗を流してくれた人たちに比べると
見学など、本当に、とるにたらない事かも知れません。
それほど、わざわざ足を運んでくれたしろのぽさんをはじめとする、ボランティアの
人たちの、行動力は素晴らしい事なのです。

熊五郎さん
でも、ほとんどの人が、気持ちはあっても、距離や仕事の関係で、ボランティアに行けず、
動けなかったことが足かせとなって、見学に来れない理由の一端なっているのではないでしょうか。

tonojinさん
これから私たちが無理なく出来ること。
それは、私たちがこの地を訪れ、見学して、多くを感じて、それらを
次の世代に伝えることだと思っています。



ちょっと片寄っているかもしれませんが、一年を経過したことを期に
hoshizouなりの、思いをぶちまけてみました。

by hoshizou (2012-03-28 00:01) 

トライスター

初めまして
たまに響さんの所で登場するトライスターと申します。
以前よりこっそりとブログを拝見させていただいてました。
時にはホントに楽しく、そして時にはよく考えさせられる記事にグッと来て
初めてコメントさせていただきました。

震災の爪跡はやはり一度自分自身の目でしっかり見て焼き付けておきたいと以前より思っていました。
今すぐにいけるわけではないのですがやっぱりいつかは見ておきたい・・・
改めてそう強く感じました。

今後とも素晴らしい記事を是非拝見させてください。



by トライスター (2012-03-28 00:10) 

hoshizou

トライスターさん
コメントいただきありがとうございます。
壊れた家とか、施設とかという、『個』ではなく、風景全体から伝わるのです。
うまくいえないけど、実際にその場に立つと、私が伝えたいものが
わかると思います。  九州からはとても遠い場所ですが、ぜひ
見学に来ていただければと思います。
by hoshizou (2012-03-29 19:56) 

tomi

はじめまして。
響さんのブログなどで以前から読ませていただいてました。
農地回復ボランティアに行った知人も地元の人に
「見学に来て欲しい」と言っていたのを聞きました。

不謹慎ではないかとか、考えてなかなか足を踏み入れることができませんでしたが・・・行って来ます。
行くか迷ってましたが、高速も今日までタダだし。
hoshizouさんのブログ見れてよかったです。

by tomi (2012-03-31 15:04) 

YASUZOU

もう一人のhoshizouへ

被災者でなく、なに不自由なく生活している我々が「興味本位でもいいので、食べに、遊びに、見学に来てください。」なんて言っていいのかな。

もう少し被災地で辛い生活している方々の心情を考慮すべきだと思います。
被災地観光なんて最低!

観光客を誘致している牡蠣小屋等はどしどし行くべし!
by YASUZOU (2012-03-31 22:35) 

hoshizou

yasuzouへ
コメントありがとう。その意見を待っていた。
俺の片寄った見方は、決して正しいことではない。
矛盾するかもしれないが、同感だ。
辛い生活をしている方々の気持ちを考慮する事が一番大切で、決して忘れていけない事だと思う。

by hoshizou (2012-04-01 00:12) 

hoshizou

tomiさん
はじめまして
テレビや雑誌で特集されている風景ではありますが、その地に立つと、
それ以上のものが感じられたのではないかと思います。
それが、重要と思います。

by hoshizou (2012-04-01 00:13) 

半世紀少年

読ませてもらいました。
・・・
by 半世紀少年 (2012-05-02 07:06) 

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